紅茶の館 西宮市W邸
2016年 12月 27日

こんにちは、インテリアの無い人生なんて
考えられない!
インテリアデコレーターの
山本智子です。
ご自宅インテリア訪問
~住まう人のこだわり、
息遣いが感じられる家~
Inspiring home tour
山本智子自身が住まう人に興味を持ち、
そしてこだわりを持った家に訪問するという主旨。
それに賛同いただいた方々のご自宅を撮影し、
許可をいただき本ブログに掲載することになりました。
月に一度、そんな住まう人の息遣いが感じられる家、をレポートします。
先月から始まったこのコーナー、
第一回目は
キリムと和、そしてアンテイークが混ざり合う家 芦屋市N邸 でした。
12月の今回は
紅茶をこよなく愛し、紅茶を探し続ける人のご自宅
紅茶の館 西宮W邸 です。


まず、わたしが驚いたのは入るや否や
目に入るのは紅茶の茶器やカップ&ソーサーが
いたるところに
まるでデコレーションアイテムのように
飾ってあるということ。
わたしが撮影に来たから置いた、
わけではなく
wさんは毎日この茶器たちを棚の上に飾り
眺めてらっしゃるとのこと。
「飾るだけではなくもちろん実際に使っていますよ」と。

インテリアのことをここでは語るのは
もうちょっと違うような気がしてきました 笑
ここでは家具が主役ではなく 茶器達が主役。
そう、ここは
紅茶の館なのです。

この紅茶の館には
どちらかというとクラシックで
重厚な
フランスやイギリスのアンテイーク家具が
茶器達に馴染み
茶器を惹きたてています。
そう、ここでは家具はあくまでも茶器の引きたて役

長い長い紅茶の歴史と伴って
歴史のあるクラシック家具が配置されています。

Wさんの紅茶に対する思い入れは
愛好家というよりも
研究者のよう。
常に紅茶というワードにアンテナを張り巡らし、
学ぶために遠方にいくのもいとわない、毎月東京へ通い、
資格のために勉強へ。
身体を壊しそうになりながら見事難関を突破し、資格を取得。
話題は常に紅茶のこと。
そんな人から習いたいにきまってる!

ここまで来て皆さまももうお分かりですね。
そう、この紅茶の館は
ご自宅でもあり、そして
紅茶を啓蒙する場所でもあります。
wさんはテイーインストラクターでこの場所で
紅茶とお菓子の教室 Tea&Cake Midori W.を主宰されています。
日々紅茶の知識を伝えたり、啓蒙に励んでいらっしゃいます。


「天井のランプをもっとインテリアに合うものを探しているの」
とおっしゃっていました。
インテリアは1日にしてならず、
お気に入りをゆっくり探されています。
どんな照明を選ばれるのでしょうか
楽しみです。

資格などのデイプロマはフレームに入れている
というのは皆さん同じかと思いますが
↑のように大きなリボンで飾ったり、
ドライフラワーやタッセルをひっかけたりされています。
こうやって飾ると
インテリアアイテムとして変身させることができますね。
サロンをされている方はご自身の資格やデイプロマをこうやって
飾ってみるのはいかがでしょう。
よりお洒落に
かつさりげなくご自身の成果を演出することができます。
皆さまもすぐに使えるTIPSです。

大きな窓の向こうには
テーブルとチェアをゆったり置ける広いテラスが。
Wさんはご自身で育てられたバラやグリーンを眺めながらお茶を
楽しまれるそうです。

どこを切り取っても
フランスやイギリスの古き良き時代が見えてくるようなシーン。
どこを切り取っても紅茶のストーリーが
生まれそうです。



インテリアもお好きとのことで
ファブリック類は重厚すぎず比較的軽めの
フレンチシックなクッションカバーなどを選ばれています。


撮影の最後にお話しを伺いながら淹れいていただいた紅茶を
楽しませて頂きました。
何かにこだわりがある人って
もうそれが大好き、
それしか目に入らない
まるで職人のようです。
ストーリーのあるインテリア
紅茶のあるインテリア。
紅茶を引きたてるインテリア。
インテリアを作る上で
一体自分は何が好きなんだろう。
何をしてる時が一番心地いいのだろう。
と自問自答してみてください。
紙に書き下ろしてみるのもいいかもしれません。
そうすればおのずと
選ぶ家具や配置が見つかるかもしれません。
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by nointeriornolife
| 2016-12-27 07:00
| Home tour/インテリアツアー