87歳のインテリア 芦屋市T邸 / ご自宅訪問
2017年 02月 28日

ご自宅インテリア訪問
~住まう人のこだわり、
息遣いが感じられる家~
Inspiring home tour
山本智子自身が住まう人に興味を持ち、
そしてこだわりを持った家に訪問するという主旨。
それに賛同いただいた方々のご自宅を撮影し、
許可をいただき本ブログに掲載することになりました。
月に一度、そんな住まう人の息遣いが感じられる家、をレポートします。
去年11月から始まったこのコーナー、
●第1回目
キリムと和、そしてアンテイークが混ざり合う家 芦屋市N邸
●第二回目
●第三回目
そこはまるでギリシャ、そしてお母様の歴史がつまった家 芦屋市 M邸




もうこの時点で
参りました 笑
このデコレーション、87歳の発想じゃないですもの。

これはすべてお母様自身で家具を選ばれ
配置も考えられたそうです。
「お部屋をいろいろな表情にするのが好きなので
自分でしょっちゅう家具を動かしているの
「とにかく自分の足でいいものを見つけに行くようにしているの、
DIYも好きだから板とか用具をかついで帰ってきたこともあったわ、
ホームの皆からはよくびっくりされていたわ~笑」

こちらがこのスーパー87歳です 

お写真撮らせて頂きたいとお願いしたときもとっても
喜んでくださって
このブログがアップされるのも楽しみにしていらっしゃるとのこと。

赤く華やかなチェアもお部屋のアクセントになっています。
87歳がこの真っ赤なチェアを選ぶ。!!!
なんてかっこいいんでしょう。
後ろにあるカーテンのドレープ具合もお母様が
カーテンをたゆませて美しい曲線を作られていました。

そしてこれはなーんだ?
↓
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靴もピカピカに磨かれていました。
毎日を丁寧に過ごされている様子が分かります。



まさに私がいつも皆さんにお話ししていること。
終の棲家になろうであろう場所も
自分が一番居心地の良いように
常に気を配って整えていらっしゃいました。

M様のお母様とお話しして
一番幸せだったのはこの私。
暖かく優しい眼差しとともに
ブレない女性を彼女に感じました。
「何歳になってもあきらめなくていいんだ
好きなことにはこだわりをもって突き進めばいい」ということを
お母様のお話を聞いて
リアルに感じることができました。
帰りの電車の中で
亡き祖母を思い出しました。
私の目には
うっすらと涙が流れていました。
インテリアを話すと
その人の人生が見えてくる。
その人の見てきたものや行ってきた場所が
見えてくる。
インテリアにはストーリーがあり
そのものの人生がある。
来月は東京は港区で撮影したファミリーのご自宅です
どうぞお楽しみに 

過去記事
●第1回目
キリムと和、そしてアンテイークが混ざり合う家 芦屋市N邸
●第二回目
●第三回目
そこはまるでギリシャ、そしてお母様の歴史がつまった家 芦屋市 M邸
by nointeriornolife
| 2017-02-28 00:32
| Home tour/ご自宅インテリア訪問